和差算について
和差算は、大小2つの数量などの和と差から、それぞれの元の数量を求める問題です。
中学受験を経験した方にとっては、和差算は聞き慣れた名前で簡単に解けると思います。中学受験をしていない方にとっては、「和差算って何?」ということもあるでしょう。
しかし、和差算という名前で教わっていないだけで、通常、小学3年生で習っています。ただ、小学校の先生の指導や教科書にもよりますが、時間をさいて「和差算」だけを取り上げて教わることはありません。他の「○○算」も同様です。
和差算の解き方は、つるかめ算や年齢算など、○○算の基本になりますので、しっかりマスターしておきましょう。
【算数】就職試験の一般常識「和差算」練習問題
高校生は、1番~6番の問題ができればOK。
一部、問題の差し替えと解答の間違いを訂正しました。
見直したら解答がむちゃくちゃでした。m(. .)m
紙に印刷して解きたい方のために、PDFファイルを用意しています。
プリント(PDFファイル)はこちら>>>wasazan.pdf
<練習問題>
1.大小2つの数がある。その和は100で、差は20である。大の数はいくらか。
2.大小2つの数がある。2数の平均は120で、差は60である。小の数はいくらか。
3.大小2つの数がある。その和の半分は240で、その差の5倍は150である。大の数はいくらか。
4.1000円をA君の方がB君より100円多くなるように分けたい。A君がもらえる金額はいくらか。
5.兄と弟の持っているお金を合わせると2000円である。2人のお金の合計から2人のお金の差を引くと1600円になるという。兄が弟より多く持っているとすると、兄の持っているお金はいくらか。
6.姉と妹の持っているお金を合わせると1860円である。もし、姉が妹に200円あげると、2人の持っているお金は同じになる。姉がはじめに持っていたお金はいくらか。
7.大中小3つの数がある。3つの数の合計は460で、大は中と小の和より60大きい。中と小の差は30である。中の数はいくらか。
8.みかんより40円高いりんごがある。りんご5個とみかん5個を買うと700円である。りんご1個の値段はいくらか。
9.ABC3つの数がある。3つの数の合計は460で、AからBを引くと30になり、AからCを引くと50になる。Cの数はいくらか。
10.兄と弟が同じ場所から反対方向に歩くと、5分間で2人の間の距離は650mになる。また、、同じ方向に歩くと20分間で200mの差がつくという。兄が弟より速く歩くとすると、兄は分速何メートルで歩いているのか。
就職試験の一般常識「和差算」練習問題の解答・解説
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1.60
2.90
3.255
4.550円
5.1200円
6.1130円
7.115
8.90円
9.130
10.70m
1.小に20を足せば大と小は同じ数になります。
(100+20)÷2=60
大きい方の数を答えるときは
(和+差)÷2=大
2.大から30を引けば大と小は同じ数になります。
この問題の場合、和は120×2=240です。
120×2=240
(240-60)÷2=90
小さい方の数を答えるときは
(和-差)÷2=小
3.和・・・240×2=480
差・・・150÷5=30
240×2=480
150÷5=30
(480+30)÷2=255
4.(1000+100)÷2=550
5.2000-1600=400
(2000+400)÷2=1200
6.図のように姉と妹の差の半分が200円です。
よって、最初の姉と妹の差は400円です。
200×2=400
(1860+400)÷2=1130
7.この問題は図のような関係になります。
全体から(30+60+30)を引くと、「1」=小が4つになります。
全体から余分な数を引いて4で割れば小の数になりますね。
460-(30+60+30)=340
340÷4=85
85+30=115
8.りんご1個とみかん1個の差が40円なので、5個ずつ買うと差が200円になります。
{700+40×5}÷10=90
とするか、図のようにみかんを「1」として、
{700-40×5}÷10=50
50+40=90
9.50-30=20
(460-50-20)÷3=130
10.1分間に2人が歩く距離の和は、650÷5=130(m)
1分間に2人が歩く距離の差は、200÷20=10(m)
(130+10)÷2=70
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