「今も~している」、「今も~していない」という意味で使う「いまだに」。
パソコンで変換しようとしたら「未だに」になり、「今だに」はありません。
ずっと「今だに」だと思っていたので調べてみると、「今だに」は間違いで「未だに」が正解だということがわかりました。
ただ文章で使うときは、「未だに」を「いまだに」と読めない人もいるかもしれませんので、「いまだに」とひらがなで書く方がいいかもしれません。
<例文>
・僕は未だに彼の顔をはっきり覚えている。
・私の祖母は九十歳をすぎても未だに元気です。
・未だに雨が降っているので傘がいりますよ。
「未だに」と「未だ」の違い
「未だ◯◯ない」といったように、打ち消しの語を伴って用いることが多いです。
そういえば、漢文では「再読文字」で「いまダ~ず」という読みですね。
<例文>
・父は仕事から未だ帰ってきません。
・サグラダファミリアは未だ完成してない。
・火事の原因は未だはっきりしていない。
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「未だに」と「未だ」の英語
「まだ」を意味する英語には、”still”、”yet”があります。
「still」は「まだ継続している状態」を表し、「yet」は「まだ起きていない状態」を表す単語として用いられます。
どちらとも、肯定文(普通文)、疑問文、否定文で用いられます。
<stillの例文>
・It’s still raining.(まだ雨が降っている。)
・She still works at the store.(彼女はまだその店で働いている。)
・Are you still using the bag?(まだそのかばんを使っているの?)
・I still haven’t finished cleaning my room.(私はまだ部屋を掃除していません。)
※stillの位置:be動詞の後、一般動詞の前が基本。否定はstill not。
<yetの例文>
・It isn’t raining yet.(まだ雨が降っていない。)
・I haven’t finished cleaning my room yet.(私はまだ部屋を掃除していません。)
・Have you eaten breakfast yet?(もう朝食は食べましたか?)
このようにyetは否定文や疑問文で用いられることが多いのですが、「be yet to 原形」という形で使われることがあります。
ただし、「be yet to 原形」は否定の意味になります。
・She is yet to meet him.(彼女はまだ彼に会っていない。)
※「私はまだ部屋を掃除していません。」の例文ですが、同じ意味でもstillは「今」に注目した意味で、yetは「継続」に注目した意味になります。
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